Wednesday, November 29, 2006

サイエンスアゴラ2006に行ってきました。






以前告知していたとおり

11月26日(日)に、お台場で行われたサイエンスアゴラ2006*1新旧ブログチームが参加しました!


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数あるプログラムの中で、一際異彩を放つid:argさん主催のワークショップ「研究のより良いウェブ情報発信に向けて」において、(手前味噌ですが)ウェブの特性を活かし、既存の資源を利用した(今のところ)成功しているケースとして基金ブログチームの取り組みを報告させていただいたのです。





三富(以下、三):当日現地に赴いたのは第1期ブログチームメンバーの中島さん、新チームからは三富と潮風。もともとARGさんがJFに訪問された時にお誘いいただいたお話。「サイエンス?」「アゴラ?」と訳もわからぬまま、「ちょっと面白そうだなぁ」と安易に参加を承諾したものの、まだ新ブログチームがスタートして1ヵ月。何を喋ったらいいのか、当日ワークショップ開始1時間くらい前まで、半狂乱で会場付近の某ファーストフード店で打ち合わせしてましたよねぇ。




潮風(以下、潮):そうそう。私も自己最高のサイエンス知識「木星の月の数は6つ」さえ、大間違い*2というほどの科学技術には疎い身。2時間前に会場に乗り込み、場の雰囲気に慣れようとしたら、見事逆に2人して飲み込まれちゃいました。





三:本番では、まず最初にARGさんがウェブ発信について、3段階(開始・運用・終了)に分けた各サイクルについて、具体的な事例を交えつつお話された後、JFブログチームに任された時間は30分。そのうちの大半を一人で喋り倒したのは中島さんで、新チームメンバーは後半の3分弱で現状についてのタドタドしい説明のみ。私にいたっては、震える小声で自己紹介だけの、ワークショップ中、総発語数十数語という大変お粗末な姿を曝してしまったのでした・・・公式デビュー戦いきなりの黒星スタートです。



潮:私も三富さんからマイクを受け取った後の記憶がほとんどぶっとんでます。まぁでもなんとか、JFのブログのここまでの道のりと目指すものを伝えようとしました。


また、発表後の意見交換の場では、参加者の方々からいただいた意見で、ブログを運営していく上での新たな課題が見えたり、また自分達が認識していなかったJFブログの特徴の発見もありました。


例えば、新チームとして取り組むべき課題の1つとしてアクセス数の増加をあげていたのですが、それに対して参加者の方から



情報発信のツールを評価することは大事であり、また難しい。アクセス数という数字だけではその価値が正確に映し出されているのだろうか。単純に数字を伸ばすだけでは、記事の質がはかれないのでは?




アクセス数の中に検索してたまたま見ている人、繰り返し見てくれている人がいるのではないか?




記事への関心として、TBやコメントを参照できるのではないか



などの意見をいただきました。


確かに、たまたまこのブログを発見してくださった人が「面白い」と感じてくれることが一番大事ですよね。数字をあげるために内容を充実させるのでなく、内容が充実したら数字が上がる、、課題解決だけを目指すとこんな根本的な認識すらずれる可能性がある、、と気づきました。まだまだ未熟者です。





三:本当に。今までは単純なアクセス数の増減に一喜一憂していましたが、まずは読者の皆さんが興味を持って読んでくださるブログ作りに専心しなくてはいけませんね。


その他にも、



担当者交代に際して、運用マニュアルなどは用意されているのか?



といったご質問もいただきましたが、実は「運用マニュアル(部外秘)」的なものは全くなく、引き継ぎに際して、一度新旧メンバー+情報センター部長・次長が集まった際に、ブログ設立の経緯や基金ブログのコンセプトなどについてのブリーフィングを受けただけ。それで、後はご自由に☆というのが基金ブログチームのやり方なのです。

マニュアル云々というよりも、むしろ「地球を、開けよう」というブログのコンセプトや、“若手職員の目線で、基金事業の魅力を、延いては国際文化交流の魅力をわかりやすく伝えていく”というビジョンをしっかりと受け継ぐことが大切なんでしょうね。*3


そして、トラックバックを通じたウェブ上のコミュニケーションも確かに重要ですが、こうやってface to faceで、基金ブログの読者やまた基金ブログを知らない人々と話をする機会を持つことの重要さや面白さにも改めて気づかされました。生来インドア派の私ですが、もう少し積極的に外に出て行こうかなぁ、なんて・・・





潮:そう。そして予想以上に私たちの取り組みに注目してくださっている方がいることを知って、これからブログを続けていく上での大きな自信にもなりました!





三:ワークショップ冒頭で、ARGさんに「独立行政法人としてありえない、感動的なブログ!」とご紹介いただいて、正直照れちゃいました。また、第1期の先輩たちが創り上げたブログの火を途絶えさせてはならない、というプレッシャーも感じますね。




潮:まさに。今回のような機会を与えてくださった上、誉めていただいて…。嬉しいと同時に、2期目として奮い立ちます。ぶっちゃけ、ブログチームに志願したときはそんな特異&注目されている事業だなんて思っていなかったわけですが、私たちが伝えたい文化交流の魅力以外に、このブログを通じて「一見分かりにくい事業やお堅い組織」*4を素直に伝えることができるのであらば、全力でがんばるしかない!!と。





三:私もこれから、ガツガツ国際文化交流の魅力・JFの魅力を発信していきたいと思います。





潮&三:みなさん、今後の新ブログチームに、ご期待くださーい

                      f:id:japanfoundation:20061126193748j:image*5




*1:11月25日(土)~27日(月)まで、お台場で行われていた独立行政法人科学技術振興機構主催のサイエンスコミュニケーションのイベント。およそ10の会場で、「“米村でんじろうサイエンスプロダクション”によるサイエンスショーとSqueakコンテスト」や「SFによる科学コミュニケーション―『日本沈没』を題材に」といったシンポジウムや講演会、ワークショップや映像体験までさまざまな催しが行われていました。ちなみに、サイエンスコミュニケーションとは、科学のおもしろさや、科学技術をめぐる課題について、多くの人々に伝え、共に考え、人々の意識を高めるような活動の全て総称のこと。


*2:本当は木星の衛星の数は63だそうな。当日三富さんに自慢してたのに、全然違う


*3:会場でのARGさんの発言の受け売りですが、身に染みました。


*4:自らこの表現もナンですが


*5:懇親会で歓談するARGさん、中島職員、三富職員





Tuesday, November 28, 2006

◎インターン生特集◎その14 川口さんの場合 & ”春樹本”への反響その2



みなさんこんにちは、オレペコです(^ー^)ノ☆*.。


今日は海外で活躍するインターンの方からの報告です。今年(2006年)は日豪交流年 なので、現地でも様々なイベントが行われているようです。それでは、どうぞ!






立命館大学院国際関係研究科の川口です。9月22日より11月30日までジャパンファウンデーションシドニーにてインターンシップをさせて頂いております。





まだインターンシップ期間中ではありますが、ブログを書かせて頂きたいと思います。国際交流基金、シドニーでのインターンシップの受け入れをして頂けたことは大変に幸運だったと思います。今年は、日豪友好協力基本条約署名30周年ということもあり、オーストラリアと日本の両国で日豪の相互理解と相互協力を深めるイベントが数多く実施されています。日本の祭りや都市交流、さまざまな展覧会が催されていますが、私が主に携わらせて頂いているのは日本映画祭です。今年で10年目記念ということもあり、19本の日本映画が上映予定です。オープニングフィルムには『ALWAYS三丁目の夕日』、また『下妻物語』や『ジョゼと虎と魚たち』などの新しい作品も多く上映されます。見たいと思っていて見ることができなかった作品も多くあったので、このプロジェクトに参加できたことはとてもうれしいことでした。





映画祭のお仕事というのも、主にはフィルムの手配をメールや電話でやりとり、映画祭の会場のセッティング、映画祭に参加して頂けるボランティアの方々のスケジュールを決めるなどというものになります。ボランティアチーフになるという機会を与えて頂いたので、今は約30人ボランティアの方々の助けをかりながら会場のデコレーション、チラシの配布などのマーケティング、予告編の上映などをしております。地理感覚や英語での仕事に自分の力のなさを痛感する日々ではありますが、できる限りのことはしていきたいと思っております。シドニーにきて2ヶ月弱でチーフになってしまったという話をするとボランティアの方々は、本当に親切にマーケティングに最適の場所や、いつなら人がたくさん集まるか、どこでチラシを配ったら効果的なのか、またシドニーの観光にまで連れていって頂くというお世話になりようです。





オーストラリアという土地柄なのか、ジャパンファウンデーションという場所柄なのか、インドネシアやネパール、もちろん日本やオーストラリアの方々がボランティアには参加して下さっています。街中をみまわしてみても、世界各国からシドニーにきて暮らしているのだなぁと感じることがよくあります。様々な国の人々が混在し、多文化主義の代表ともいわれるオーストラリアで文化交流のお仕事に関わらせて頂いているということもあり、多文化の共生の可能性を考える機会によく出会います。同化主義とは異なる、異文化の共存を実現させるためには、お互いの文化を認め合うこと、文化の多様性の許容が求められるのではないかと思っております。そういった意味で、日本の文化の普及や文化交流を行っているジャパンファウンデーションにいることができる意義をふまえながら、映画祭というひとつの大きなイベントに意味を考えていきたいと思っております。ジャパンファウンデーションのインターンシップに参加させて頂けているというこの貴重な時間を無駄にしないように残りの時間を有意義に使いたいと思っております。



多文化主義に関する考察の部分は、実感のこもったコメントですね!海外事務所で文化交流の仕事に携わる醍醐味を見事に表現してくださっているなーと感じます。インターン期間も残りわずか。更に貴重な経験を重ねられることを祈っています!


********


話は変わりますが、『世界は村上春樹をどう読むか』については、ほんとうにたくさんの反響があるようですのでこちらもちょっとご紹介!まずは真紅さん。せっかくシンポジウムにご応募いただいたのに残念ながら抽選に漏れてしまったそうなのですが、



私は参加は叶わなかったが、こうして一冊の本になった記録を読むだけで、会場の熱い空気が伝わってくるようだった。本来黒子であるはずの翻訳者が一人の作家の吸引力によって一同に会し、自分たちが魅せられたその文学世界を語っているわけだから、村上春樹ファンにとっては面白くないわけがないだろう。翻訳者は、一番熱心に、深く作品を読み込んでいる読者であるはずだから。(中略)彼らの翻訳という作業への情熱と、村上作品への敬意と愛が隅々にまで感じられる。興味のある方には、是非手にとっていただきたいと思う。


真紅のthinking days



と感想を述べてくださっています。また、Smile Seedさんは、



内容は、アカデミックで堅苦しい箇所もありますが、世界各地で発売される春樹作品の「タイトル」や「表紙写真」なども載っており、なかなかおもしろく読めます。


笑顔種


とのこと。そうなんですよ、各国の翻訳本の「表紙」は必ずしも小説の内容からイメージされたものとは限らないのですが、世界の方たちが抱く”日本のイメージ”がわかって面白いです*1


リチャード・パワーズ氏の基調講演に感銘を受けた方もまた、ちらほら。(夜明け前午前5時さん.、Soshuさんsenshin2006さんogawamaさんなどなど)。





いやあ、これだけ反響があるとほんとにうれしくなりますね。ヾ(〃^∇^)ノ♪ まだ読んでいない皆様、いますぐ書店へ(笑)!!!




*1doshinさんも、カバーデザインの面白さにふれてくださっています!





Friday, November 24, 2006

「春樹」への高い関心~みなさんのコメントより~



こんにちは、オレペコです。


世界は村上春樹をどう読むかが出版されてはや1ヵ月以上!たくさんの方がご自身のブログで


感想を書いてくださっていますので、今日はそのいくつかをご紹介したいと思います。





■リチャード・パワーズさん*1の基調講演に感動した声、声、声・・・


春樹作品を「脳の神経細胞の働き」から読み解こうとするリチャード・パワーズ氏の深い深い基調講演に感銘を受けた、との声が多数聞かれます。


たとえば、本郷さんの日記:



わずか27ページの文章に、2時間ぐらいかけて読んでいました。


カフェで読んでいたのですが、息をするのも忘れるぐらい文字の奥へ奥へと入っていくような体験で、ちょっとあたりを見回したりして本から眼を離さないと怖くなるぐらい集中していました。



すごくわかります。とっても深い内容なので、一行一行、意味を確かめながら読まなければなかなか頭にすっとは入ってきませんよね。。。



村上作品を読んだことのある方はよく知っていると思うのですが、彼の小説のなかには、「鏡」「影」「迷宮」「井戸」などの、「あっち側とこっち側」やその境界に関するモチーフが頻出します。僕は村上作品を読んで「ぜんぜん分からないけれど、なぜか深く共感している」という余韻をよく抱きます。その不思議さの秘密をパワーズはその博学で愛情に満ちた語り口で教えてくれて、ああ本当にそうだなあと思い、読みながら、脳の中の神経細胞がぐんぐん繋がっていくのを感じました。


diary/essay その日を摘め



実際会場でパワーズさんの講演をお聞きになっていた金さるさんは次のように書かれています。



ニューロ・サイエンス、脳の10年etc……


講演会ではついていくのが、正直やっと。


あらためて活字で読むと、天才作家が村上作品をどのようにとらえているのか?


なんとなく、わかる気がします。


ノルウェイの森と金の猿~100%村上春樹ヴァージョン~



「できるだけ当日の雰囲気をそのまま記録に残す」というコンセプトで編集した結果、実際シンポジウムに参加された方にも、当日の雰囲気を思い出しながらもう一度読んでいただける、そんな本に仕上がったのことをうれしく思います!ちなみにこの金さるさんは、シンポジウムに参加されたときにも詳細に感想を書いてくださっています。





■「翻訳のおもしろさ」の観点からもたくさんのコメントが、、、


bananafish さんは実は、3月のワークショップに参加した直後に感想を述べてくださっていました






ハンガリーの翻訳者の「翻訳者は犯罪者」とのコメントを受けて、これがワークショップの結論のようなものになったのだけれど、いやまったくその通りかもしれない。



基金職員の中にも、この表現が印象に残った人は多いようです。






結局のところ、個人のストーリーへの解釈によって翻訳もまたちがってくるものなのだ。ということはつまり、翻訳者はじつに責任重大な責務を担っているのではあるまいか。海外文学のニュアンスのひとつをも母国語で伝えなければならないという意味で。


そう考えるとなんだか恐くなりもするが、翻訳する楽しさや喜びの方が困難にまさったりもする。そんな世界各国同業者のアトモスフィアを身近に感じられたワークショップ。「翻訳者というのは基本的に透明であるべき」という柴田氏のコメントが印象深かった。


bananafish@another space



翻訳に携わる方ならではのコメントですね!

このほかにも、「一時期春樹作品に熱中していたけれど今は距離を置いている」方とか、「春樹本は熱狂的には読んでいないけれど、世界で受容されているというこの現象自体には興味がある」方とか、あるいは当日のシンポジウムをお手伝いしてくださったひろこさんとか、本当にいろんな方*2が感想を述べてくださっています。





これでもたくさんのブログ記事の中のほんの一部。。。


今後も機会を見つけてご紹介していければと思います!









最後になりましたが、今回も週末のイベントのご案内です!


11月26日(日)、国際交流基金関西国際センタ^にてふれあい交流祭が実施されます!


当日は当センターをオープンにし、各種日本文化体験・紹介コーナーや、当センター研修生による出身国紹介ブース等が出され、国籍を超えた和気あいあいとした一日となります。お近くにお住まいの方はぜひ足を運んでみてください!





*1:リチャード・パワーズさんは先ごろ、小説The Echo Makerで2006年度のNational Book Awardsを受賞されました!!!


*2ちびえみさん、adawaltさん、sonoさん、mttさん、issatsuさん横浜逍遥亭さん他も感想を述べてくださっています!





Monday, November 20, 2006

アジア各国の漫画家がJFに集結!







三富です。


だんだんと冬らしい気候になってきましたが、外気とは対照的な熱いイベントの報告です。





先日、と言っても10月28日(土)とかなり前になってしまいましたが、討論会「アジア漫画展―アジアの若者文化」@JF国際会議場に行ってきました。





各国の若者文化について熱く語る漫画家と、それに熱心に聞き入る参加者に、空調が作動しないというハプニングも手伝って、会場は熱気ムンムン。会場の参加者からはたくさんの質問があがり、アジアの若者文化や各国の漫画文化について活発な討論がなされました。





   f:id:japanfoundation:20061028143359j:image ←ンです。


   (違うアングルから)こちらもンです。→ f:id:japanfoundation:20061028161756j:image





今回は、漫画家の方々からの若者へ向けたメッセージをご紹介しまーす。





若者への期待と不安の入り混じった言葉は中国の夏さんから。



我々には、これから国の文化の発展を担う若者への大きな期待がある反面で、未熟な若者が文化発展の中心的な担い手となることの危うさを心配する気持ちもある。


また若者自身にも、グローバリゼーションの影響から多様化する文化にどのように対応すべきか迷い、また多様な文化のなかで自分にふさわしい文化を見つけることができないという葛藤もある。


自国の文化を守り、さらに豊かにするためにも、若者には自分にふさわしい文化を見つけてほしい。






インドのバネルジーさんからは、



社会のネガティブな問題にとらわれず、常に前向きに、スピード感をもって、これからの将来を進んでいってほしい。



と、熱のこもったメッセージをいただきました。





最後に、日本のこうま・すうさんからは、些か神妙に、



現実社会には夢や希望を見出せないという絶望感が、若者のゲームなどのバーチャル世界への逃避を助長しているように思えます。世間一般では、これらの若者を一方的に“ダメな存在”と見なしていますが、たとえバーチャルな世界であっても、実にたくましく生きている若者の姿をユーモアを交えて描いているのが、今回の作品です。



ちなみに、そんなこうまさんの作品の一つがこちら。


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殴られても殴られても、ゲームの中の登場人物のように、決して怯まない若者を描いています。





漫画展(原画展)は21日より茨城県を皮切りに、国内を巡回します。


巡回スケジュールはこちら↓


http://www.jpf.go.jp/j/culture_j/topics/comic/exhi11_na.html





皆さんもぜひ足を運んでみてください。





Thursday, November 16, 2006

超ラテンなお盆?!~メキシコの「死者の日」~



みなさんこんにちは、オレペコです!

世界のおまつり特集、インドに続いてメキシコからのレポートをお届けします!実はこのレポーター、オレペコと同じ関西人♪♪今回は彼女の語り口そのままの、臨場感あふれるレポートになっています。街中を彩る骸骨くんたちの写真とともに、お楽しみください。





メキシコではいわゆるハロウィンの時期に、その代わりというか一種融合した祭事として、「死者の日」という伝統的なイベントを行います。

もともとは7~8月に行われていたらしいアステカの祭事に端を発しているのですが、スペインに征服されたことによるキリスト教への改宗の流れの中、カトリックの祭事である万聖節(11/1)と万霊節(11/2)に合わせる形でこの時期に行われるようになったそうです。


こんなところにも歴史の影響が色濃く出ているんですねー。

で、どんなイベントかということですが、まぁ一言で言い切ってしまうとめっさ*1ラテンなお盆ですわ(笑)。家族でお墓参りをして、この日に帰ってくる亡くなった人々の霊を迎え、仏壇(ちゃいますが(笑)「供物台」を日本人にわかりやすく意訳(笑))に生前好んだものをお供えしてもてなし、また死後の世界にお送りするという、これだけ書くと正に「お盆」ですよね。


「死者が1年に1回戻ってくる」「現世に生きる人たちでお迎えする」・・・うーん、まさにお盆と同じ考え。おもしろいですねー。


ほな、何がラテンやねんというと、とりあえず街中が愉快な骸骨でいっぱいになるところです!

メキシコ人にとっては、マヤ・アステカの死生観の影響か、死は「恐怖」や「悲しみ」の対象ではなく「笑ったり楽しんだりする身近なもの」であるらしく、死の象徴である「骸骨」は正に愛すべきものなんだとか。

そんなわけで街の中心ソカロもこんなんになってしまいます↓  

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カラフル串刺し骸骨くんの正面から見た図↓

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祖国を思い涙する骸骨の篭屋えっさほいさっさ↓

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まだまだこんな愛らしい(!?)骸骨くん&骸骨ちゃんたちもいます!

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最後のなんかはサパティスタ民族解放軍(先住民ゲリラ組織)のコスプレしてますね。政治的主張の広告塔代わり?


すごいカラフル!





ほんまにメキシコ人は骸骨が好きらしく、親友や恋人には相手の名前を書いた骸骨人形をプレゼントしたり、骸骨砂糖菓子を大量にお供えしたり、骸骨の形しているらしい(あまりそう見えない(苦笑))「死者のパン」を食べたりします。




あと、骸骨のことはスペイン語でカラベラというのですが、「カラベラ(もしくはカラベリータ)」という即興詩を作って友達に贈ったりもするそうです。どんな詩かというと、韻というか駄洒落をめいいっぱい盛り込んだ、相手(生きてます!)の死に様をおもしろおかしく詠った詩なんだとか!贈ってもらった相手は、最大の愛を示されたとかでめっちゃ喜ぶんだそうです。いやはや、深い愛ですなぁ…。骨まで愛して?<違う(笑)


世界にはいろんな愛の告白の仕方があるんですねー。でも、死に様をおかしく詠まれたりしたら、日本人だったら怒り出しますよね、きっと。。。


仏壇、もとい、オフレンダという供物台ですが、一般家庭ではこんな感じになるそうです↓

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因みにこの写真に飾られてる(先に紹介した写真にもたくさん写ってる)オレンジ色の花は「死者の花」とされているセンパスチトゥル*2です。死者を導きお迎えする花だそうで、教会や墓地の前にこの花を飾って道を作ったりするんだとか。この時期この花も骸骨と共に街中に溢れかえるため、死者の日というと骸骨&オレンジ(たまにジャックオーランタンも混じってる(笑))というイメージになります。


確かにこれだったら色的に、かぼちゃが一つ二つ混じっててもわかんないですね(苦笑)





こんなところでしょうか。どこの国でも類似のお祭りはあるような気がしますが、こんなに明るい「死者の日」は他にないのでは?メキシコの幽霊って全然怖くなさそうですよね(笑)そんなわけで以上、「死者と仲良くして死を笑い飛ばそう日」(<結論(笑))レポートでした~。

最後に幻想的なお墓参りの光景をお届けしてお別れしたいと思います(^_^)/~~~  f:id:japanfoundation:20061115234133j:image:w280


ありがとうございましたー!



*1:「超」「めっちゃ」とイコールです!お笑い全盛の今、関西以外の人もわかる人が多いでしょうが、念のため(笑)

*2:先住民語。恐らくマリーゴールドとかとちゃうかいなと思いますが、花にうといので全く自信なし<(`^´)>えへん




Monday, November 13, 2006

『エリンが挑戦! にほんごできます。』イベントのお知らせ



みなさん、初めまして。日本語国際センター制作事業課の原と申します。





約1年前、同じ制作事業課の村田さんが、


このブログ内でセンターを紹介していますので、


『日本語国際センターって何だっけ・・・?』という方は1年前にレッツゴー!  





さてさて、今日はセンターの紹介をするのではなく、


イベントの告知をさせていただきたいのです。





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もう既にこのブログでも何度かご紹介はしていますが*1


みなさんは既に、


《楽しく学べる初級日本語映像教材「エリンが挑戦! にほんごできます。」


を見て下さったでしょうか??





来年4月からのDVD発売に先駆けて、


10月6日(金)23時よりNHK教育テレビで放映が開始され、


現在までに6回の放送が終了しています。


強敵「英語でしゃべらナイト」を裏番組に控えるも、


我らが「エリン・・」はメディアやWEB上で取り上げられ、


新しい日本語番組として様々な反響をいただいております。


ありがとうございます。<(_ _)>ペコリ





何を隠そうこの番組(教材)、


ここ日本語国際センターとNHKエデュケーショナルの


夢のコラボレーションで実現したんです!!





私の隣の席には、


今回の映像教材の日本語監修を務めた


「プロジェクトチーム(=日本語国際センター専任講師陣)」の


リーダーである簗島先生がいて、


向かいには映像教材制作担当である、前述の村田さんがいます。


両名とも引き続き気の抜けない毎日を送っているんですねぇ。





前置きが長くなりましたが、そんな昨今、


JFサポーターズクラブのイベントで、


「エリンが挑戦! にほんごできます。」が取り上げられることになりました!!


ワ━━ヽ(′▽`*)乂(*′▽`)ノ━━イ!!





何と今回は、実際に本番組(教材)制作にあたった、


NHKエデュケーショナルのチーフプロデューサー、


映像制作会社ディレクションズのディレクターとプロデューサー、


そして前述の簗島先生の4名を講師として迎え、


「エリンが挑戦!・・・」を始めとする番組制作の裏側などについて、


2時間たっぷりとお話していただく予定なのです。





視聴者からは見えない苦労話や面白エピソード・・・。


これまで数々の番組を手がけてきた制作のプロならではの切り口で


語られるひと時は、日本語関係者のみならず、


普段テレビを見ているであろう皆さんの好奇心を刺激するに違いありません。


番組(教材)への理解が深まるとともに、


この番組(教材)を利用して日本語を教えるヒントが得られることと思います。


日本語を教えることに関心のある方、


語学番組に興味をお持ちの方は、ぜひご出席ください!!





質疑応答の時間も設ける予定ですので、


「エリンが挑戦! にほんごできます。」に関するご質問に、


制作関係者が直接お答えできるまたとない機会でもあります。





イベントの詳細は次の通りです。


皆さまのご参加を心からお待ちしております。









<詳細>


日時:2006年11月18日(土) 14:00~16:00


会場:本部JFICコモンズ


会員:入場無料、非会員:200円


準備の都合上、事前に申し込みをお願いします。


件名を「11月のイベント」とし、Eメールinfo@jfsc.jpまたはFax 03-5562-3534まで、


お名前とご連絡先を明記してください。郵送でも受け付けます。


http://www.jfsc.jp/webmember/event/ev-1006-0076







Wednesday, November 8, 2006

基金ブログチームがワークショップに参加?!



みなさんこんにちは、オレペコです。

id:argさんよりTBをいただいておりますとおり*1わがブログチームが「研究のより良いウェブ情報発信に向けて」というワークショップに参加することになりました☆





当日は、どのようにしてこのブログを開設するにいたったかや開始後の反響、今後の展望などについてお話することになりそうです。こういう場に慣れていないのでなんとも不安ですが(^^;)、できるだけフランクにお話していくつもりですので、みなさまぜひぜひ足を運んでみてください!





それからそれから、イベントのご案内です。



アジア各国からのフェローの方々が、二ヶ月間の研修の最後にシンポジウムを行います。懇親会もあり、フェローと直接お話できるチャンス!!!ぜひぜひお運びください。


行動するコミュニティ 持続可能なアジアと真の平和を求めて            


2006年11月9日(木)・10日(金) 18:00~21:00


(2日目の終了後には、簡単な懇親会があります。)


国際文化会館 講堂(東京都港区六本木5-11-16)


入場無料


用語:日本語・英語、同時通訳付





*1:いつもありがとうございます!





Tuesday, November 7, 2006

◎インターン生特集◎その13 飯島さんの場合



お久しぶりです、潮風です。

「その12」で終わるかに見えましたインターン生特集、なんと早くも復活です。パチパチ

今回は本部ではなく日本語国際センターでインターンをしてくれていた飯島さんの声をお届け=3

日本語国際センターといえば、『エリンが挑戦! にほんごできます』の担当部署でもあります。

飯島さんは制作の現場も経験されてたみたいですよ。では、早速っ!!

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

はじめまして!私は日本語国際センターの研修事業課でインターンをした埼玉大学教養学部2年の飯島真紀です。

大学で日本語学や日本語教育学を学んでいて、日本語教育に興味があったので、このインターンを希望しました。

パソコンへの入力や、書類の整理などの事務作業が多いですが、

日本語教育関係について知るチャンスがたくさんあるので、とても充実した日々でした (^^)




ここでは、見学させていただいた日本語の映像教材の撮影について書こうと思います。

撮影していたのは、「エリンが挑戦!にほんごできます。」というNHK教育で10月から放送の番組で、

NHKエデュケーショナルと日本語国際センターの制作事業課が協力して作っているそうです。

このとき撮っていたのは、「基本スキット」というものでした。

撮影現場を間近で見たのは初めてだったので、たくさんの発見と驚きがありました。




発見の一つが、「人がいっぱいいる~!」ということです。

現場はこんな感じでした↓↓

f:id:japanfoundation:20061107165558j:image:w500

    ↑                ↑            ↑

   日本語の先生         出演している     カメラマンさん

                     女の子2人                などなど…




ほかにも書ききれないくらいたくさんの人が携わっていました。

よく番組のエンドロールにスタッフの名前がいっぱい流れている理由が分かった気がします。




あと、驚いたのが、1つ1つのシーンにていねいに時間をかけていて、

放送時間はたった1~2分なのに、撮影には数時間もかかること。

撮る角度が変わると、セッティングも変えないといけないので、時間がかかっていました。 




たとえばこんな感じ↓↓

f:id:japanfoundation:20061107170913j:image  f:id:japanfoundation:20061107170927j:image

            ↑                         ↑

     目線ぐらいの高さ                     高い!




いろいろありましたが、今回の私の1番のびっくりは……

「自分も通行人として映ってしまったこと!」です。

通行人が少ないとのことで、飛び入りでエキストラに。

実際に放送でそのシーンが使われるかどうかはまだ分からないそうですが、

どきどきしながらこの回の放送を見ることになりそうです。

映ったといっても、後ろのほうにうっすらとなんですが…




日本語国際センターのインターンでロケに連れて行っていただけるとは思いもよりませんでしたが、

面白い体験をさせていただいて、とても感謝しています。ありがとうございました!!




Saturday, November 4, 2006

インドのお祭りのお話。



みなさんこんにちは、オレペコです。


この週末は三連休!という方も多いと思いますがみなさまいかがお過ごしでしょうか。





今日は、ハロウィン特集の時にちょこっと触れました、インドのお祭りのお話です。クリスマスは漸く認知され始めたけど、ハロウィンやバレンタインデーはまだまだというインド。ですが、いろんな宗教の方がいらっしゃるので実は土着のお祭りも多いんですよね・・・









デリーは、毎年秋に、“ダシェーラー”“ディワリ”というふたつの大きな伝統的な祭りが あります。今年は、それぞれ10月1日と10月21日でした。神話ラーマーヤナを起源と するお祭りであり、ダシェーラーは、ラーマー王子がランカーという悪者を退治した 日、ディワリ(あるいはディパバリ)はそのラーマーがデリーに凱旋した日(退治した場所はスリランカだったので)です。


神話では退治するのに10日間かかったことにちなみ、現在もダシェーラーの日の10日 前からそれぞれ毎日異なるお祭りが設定されており、またダシェーラー当日には、 市内の各所に張りぼてのランカー(高さ10mくらい)が立てられて燃やされます。 ディワリは、当日、爆竹や花火で祝われます。1日中朝から深夜まで爆竹や花火が市 内至るところ、家の前とか道端とかで絶えず鳴らされるので、デリー全体(もっと言うとインド亜大陸全体)が白煙でもうもうに包まれる状態になります。これは、土地 の古老に言わせると、この季節に活動が活発化する蚊やハエなどの虫を駆除する効果 もあるようです。すなわちデング熱やマラリアの媒介並びに蔓延を予防する意味があります。 僕は、ソウルでの会議の帰りで、22日早朝02:00頃デリー空港に到着した のですが、空港の建物の中までが(!)白煙で充満していました。



昔からのお祭りが、実はその時期に「生きやすく」するための知恵だったりするのは、どこも同じですね!それにしても空港まで・・・警報機はならないんでしょうか???






このディワリを過ぎると、デリーの季節は一気に冬に向かいます。ダシェーラーとディ ワリのふたつの祭りは、この土地における季節の境目も表しているのです。 それから、ムスリムにとっては、この時期イードというお祭りがあります。今年は10 月25日で、これは断食が明けたことを祝うものです。インドは多宗教の国なので、それぞれのお祭りが混在しています。



インドって“ずっと暑い”イメージだったんですが、みなさん、このようなお祭りを境に季節を感じていらっしゃるんですね!


来週あたりから日本も寒くなるのでしょうか。


残り少ない秋の行楽日和、みなさま、よい休日をお過ごしください!





Thursday, November 2, 2006

漂流する新人職員、丁雲氏の講演会に出没






こんにちは。浜村です(旧姓:三富)。





さて、なさん。


先日、「シンガポールの放浪作家 丁雲(ディン・ユン)講演会―シンガポール華人の喪失と漂流―」に行ってきました。





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シンガポールの華人作家である丁雲さん*1は、マレーシアに生まれ、現在はシンガポールに暮らし、祖籍を中国にもつ“漂流する作家”です*2。講演会では、ご自身の漂流体験をもとに、シンガポールにおける華人文学についてお話いただきました。





◆“やむをえず”漂流する作家





講演の中で丁雲さんは、「なぜ作家は漂流しつづけるのか?」という問いに、次のように答えていらっしゃいました。






作家は、“やむをえず”漂流するのです。


“やむをえず”の理由はさまざまであり、貧しさや戦乱、飢餓などがあります。






さらに、作家は漂流することで創作意欲がかき立てられること、またその一方で、漂流しながらもなお、生まれ故郷を思いつづけるている、という漂流する作家の複雑な心情をご自身の経験を交えながら説明されていました。





丁雲さんがマレーシアからシンガポールへ漂流したのも、マレーシア国内の政治的混乱という“やむをえず”の理由から。


シンガポールの永住権を取得してもなお、一貫してマレーシアを題材とした作品を発表しつづけていらっしゃるように、丁雲さんご自身の作家活動にも、漂流する作家の心持ちが強く現れているように思えます。





◆「知らずば愛し合えず」





丁雲さんは講演会の開催に際し、「日本への手紙」と題された文章を寄せていらっしゃいます。






おはよう、日本。


私は来た。戦々恐々と、喜びと憂いの交じった心持で。


・・・・



手紙の中で丁雲さんは、ご自身が日本について知りえることは、著名な作家、映画監督などの文学や映画、雑誌などを通じて得ることのできた限られたものであるとして、未知の国日本へ渡る「戦々恐々とした」心情を説明されています。また、マレー人の「知らずば愛し合えず」ということわざを引用しながら、『だからこそ今、私は日本を知り、そして愛し合うために来た。』と、訪日の抱負を語っていらっしゃいます。





大阪、東京につづき、仙台、函館の二都市を訪問される丁雲さんですが、異文化との触れ合いを通じて何を感じとられたのか、日本でのプチ漂流経験について、また改めてお聞きしたいものです。





講演会や東京滞在中の様子などは、今夜NHK・BSで放映される予定です。是非ご覧下さい!



NHK衛星第一「きょうの世界」 22:15~23:45


http://www.nhk.or.jp/kyounosekai/


『“アジア的な民族共生”を語る ~華人作家 丁雲~』





*1:丁雲さんは、情報センターの丁寧さんとご親戚、ではありません。


*2:ちなみに、私も出身は静岡、大学は大阪、大学院は愛知、そして現在は東京と、日本全国を漂流してきたジャパンファウンデーションの職員です。





Wednesday, November 1, 2006

世界のハロウィン事情2~実はアメリカでも・・・~



みなさんこんにちは、オレペコです。


昨日ご案内したように、今日はインドのお話を書いてみようかと思っていたのですが、NY事務所に勤務する同僚からハロウィン当日の様子についてのメールが来たのでそちらをご紹介します o(^^)o



「ハロウィーンの起源って知ってる?」と、アメリカ人のスタッフ2名に聞いたところ、一人はWikipedia、もうひとりはHistory Channelで早速調査を開始。というぐらい、ハロウィーンの起源は忘れられ、今や「お祭り」として定着しているようです。





コスチュームを身にまとい、子供は「Trick or Treat」、大人はパーティーやパレードに参加。このコスチュームにかける意気込みはかなりのもの。週末に行ったハロウィーン・ショップは、店の外に50メートルほど人が並ぶほど盛況でした。子供用からオトナ用まで、魔女やお化けにお姫様、民族衣装、動物のかぶりもの、スパイダーマンにスーパーマン、あらゆる衣装がととのっています。手作りの衣装も見かけるのですが、目をひいたのは、ホットドッグやパンプキン、そしてチョコレートのハーシーズなどの食べ物でした。(え?私だけ?)






ふむふむ。


アメリカでは盛り上がるには盛り上がるけど、どちらかというと日本みたいな感じで「宗教的に」というよりは、「楽しいから」盛り上がってるという要素がおおきいのですねー。


たとえば


    f:id:japanfoundation:20061025142027j:image:w150 とか、f:id:japanfoundation:20061031183004j:image:w150 とか、


めちゃめちゃかわいいけど、特に左の子なんかは、どこがハロウィンやねん!と思わず突っ込んでしまいそうになりますね(笑)。


    f:id:japanfoundation:20061031190510j:image:w150   みたいなお馬鹿なコスチュームもあったり。





そういえば、メキシコの同僚からのコメントも、





メヒコ*1にはハロウィンはないのですが、アメリカからの商業化の波に抵抗しきれず、何故かジャックオーランタン*2だけは骸骨と並んで溢れてます・・・



というものでした。やっぱり、商業化の波は強し。


そうそう、これから二週間程度、メキシコの町はこの「骸骨」で埋め尽くされるのだそうです。


このお祭りについては写真と共に改めて。。。(こちら




*1:スペイン語の発音では、メキシコのことを”メヒコ”といいます。


*2ハロウィンの時期によく見る、かぼちゃのおばけです